本学会内の下部組織として「アーカイブ研究部会」を立ち上げ、12月3日に明星大にて約20人の会員が集まって初会合を持ちました。

これは本年度から3カ年計画で取り組む多摩ニュータウン資料保存プロジェクト(通称・アーカイブプロジェクト)の実行部隊となる組織で、3つの作業チームで構成します。

プロジェクト1は、シンポジウムなどを通してニュータウンの魅力の再発見と課題を追及(謎解き)し、併せて資料保存の大切さを広く呼び掛け、行政や各団体を巻き込んだ保存運動を広げていくことを目標とします。

プロジェクト2は、主にニュータウン開発にかかわったキーパーソンの方に、さまざまな疑問をぶつける形でインタビューし、その貴重な証言が今後のまちづくりの参考資料として生かされるよう記録に残すことを目標とします。

プロジェクト3は、主にニュータウンに居住、ニュータウンで育った一般市民を対象に、自分史を記録する活動で、最初はニュータウン学会の会員によるインタビューから始め、最終的には市民自身による自分史の記録とウエブでの公開を目指します。

このうち、プロジェクト2は最初のインタビューを19日に実施しました。プロジェクト3は来月15日にワークショップ方式で具体的な打ち合わせに入ります。プロジェクト1のシンポジウムは2月24日の開催を目標に準備を進めています。

部会活動を活性化させるには大勢の力が必要です。プロジェクトの進め方もまだまだ手探りです。会員で参加を希望される方、会員ではなくても興味があって参加してみたい方は事務局までご連絡ください。